■「これからの時代に求められる上級アドバイザーの役割とは」 野口賢次氏(SA協議会副理事長)
「相続人の幸せを心から考えた時に本質が見えてくる」
この言葉の意味は深いです。
大切なのは、相続問題の本質を見抜く目を持つことです。
そして、相談者に経済的利益だけでなく、精神的利益を与えることです。
そのためには
法律や税法の勉強だけでなく、人間力を高めなければなりません。
相続で一度切れてしまった縁は二度とつながりません。
相続争いなのか、兄弟喧嘩なのか見極めることが大切です。
兄弟喧嘩ならば、相続争いにならないよう、適切に手続を進めていくことが大切です。
実務家は法律家ではありません。
法律と常識が一致するとは限りません。
法律を一度頭から外して、何が幸せなのかを見る目が大切です。
上級アドバイザーとは相続人を幸せに導ける道案内人です。
■上級アドバイザーによる事例発表
「合同分割協議の取りまとめ事例」
堀田直宏氏(26期生) ㈱ダントラスト
「高齢者住宅を管理して分かったこと」
松尾実氏(26期生) まつお不動産㈱
「相続・贈与と宅地開発」
早川光生氏(16期生) (有)アクセスマネジメント
■上級アドバイザー5名によるパネルディスカッション。
上級アドバイザーとして目指すことは皆さん共通していました。
本質を見抜けるアドバイザーとなることです。
アドバイスの仕方ひとつで相談者の幸・不幸が左右されるからです。
常に
「何のためにやっているのか」
「誰のためにやっているのか」
原点に帰ることが大切です。
「幸せを遺す相続アドバイザー」
パネラーのお一人の、この標語が全てを表しています。
※セミナーの話題が出ました。
「少人数」「有料」のセミナーが仕事につながりやすいようです。